瀬戸岡ゼミナール

現代史ゼミ


 日々ニュースになっている現代世界のできごとは,わかるようで,じつはよくわからないことが多いものです。とくに,それらのできごとひとつひとつに隠されている深い歴史的背景がわからないときは,そのように感じられるものです。

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 「すべての歴史は現代史である」といわれるように,現代史を考えることは,結局,すべての歴史を考えることになってしまいます。現代を理解するために,歴史を考える−−−−それが現代史ゼミです。


 現代史ゼミは,もともと博士課程の大学院生が専門研究に没頭するあまり専門バカにならないようにということで始まったささやかなゼミでしたが,やがて他大学の大学院生を,さらには各大学の教員や勉強熱心な一般学生だけでなく,一般社会人にも門戸を開放していくうち,次第に30人前後も出席する盛況なゼミになってきました。


 世界のできごとを深く,かつ正確に理解するためには,ふたつの力が必要です。ひとつは,一見無関係に見えることまでふくむ膨大な量の知識をもっていること,もうひとつは,それらをつなぐ論理力をもっていること。じつは,歴史を学ぶことは,これらふたつの力を身につける最高の手段なのです。人間は無駄なことをして歴史をつむいできたわけではないのだから,歴史を訪ねることで,そこに埋もれている幾百千万の人類の思索と努力の跡を掘りおこすことができますし,そもそも歴史の展開そのものが論理の展開そのものである以上,それを学ぶことで論理力も身につけられるからです。


 参加ご希望の方は,お気軽におこしください。社会人は仕事の都合で遅れて出席することが多いということもあって,遅刻・早退・欠席には,きわめて寛大なのがこのゼミの特徴です。もちろん,会費などいただいておりません。


 2010年度は,毎週水曜日,18時〜21時,駒大第二研究館207教室 で開催しています。さしあたり,2月は9日と23日,3月も9日と23日が予定されています。4月以降のスケデュールについては,追ってお知らせいたします。


 現在のテーマは,近現代中国史と現代中国事情です。これまでには,ヨーロッパ史とヨーロッパ事情だけで数年を費やしてきたことともありますので,現代中国をテーマとする討論も長く続くものと予想されます。



2月のゼミの予定は,9日,23日,

3月のゼミの予定も,9日,23日

いずれも水曜日,18〜21時,駒大第二研究館207で。

4月以降の日程は,追ってこのページでお知らせいたします。


テーマ:2〜3月は,中国近現代史および現代中国事情。